こんにちは。日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとりです。毎日ひとつずつ、カボニュー関連の言葉をゆるく紹介しています。
しりとりでやっています。昨日は「インターナショナル・リニューアブル・エナジー・エージェンシー」略してIRENAでした。今日は「し」です。
今や脱炭素、温室効果ガス、地球温暖化を語る上で避けられないもの、その中心にあるものといっていいでしょう。二酸化炭素。シーオーツー。彼はそもそも何者なんでしょうか。
CO2は気体です。気体というのは、なかなか化学的な発見はされませんでした。だって見えないから。鉱物などとは違い、空気というものや、いわゆる空気とは違うなんか変な性質を持つ空気も、何となく認識されていましたが、はっきりとしたことはなかなかわかりませんでした。空気とは違うなんか変な性質を持つ空気のことを、ガスと名付けられましたが、この語源はカオスともいわれています。
気体の性質を調べるには、気体を集めないといけません。それで、いろんなものを加熱して、ぽこぽこでてくる気体の性質をひとつずつ調べたのです。
そうした科学者の中に、ジョセフ・ブラックという人がいて、石灰からの気体を発見しました。1750年ごろのことです。石灰石を焼くと重さが減る。酸と反応させても同じく減る。しかし、石灰石を焼いたものに酸をかけても反応は起こらない。「そうか、石灰石の中に固定された空気が焼いたり酸と反応したことによって、なくなったんだ」と思い、「固定空気」として論文を書きました。この固定空気こそが、二酸化炭素、しーおーつーなのです。
その後、さまざまな研究がおこなわれ、CO2の性質がわかってきました。その中のひとつが、温室効果です。
CO2に代表される温室効果ガスは地表の温度を適度に保ってきました。この温室効果ガスがなければ、地球の表面はマイナス19℃になるといいます。
太陽からのエネルギーが地表を熱します。地表からの熱(赤外線)は地表から放射されますが、その一部はそのまま宇宙に反射されるのではなく、温室効果ガスによって遮られ、また地表に戻ってきます。ちょうど熱が逃げないビニールハウスのようになるのですね。
先に書いたように、温室効果ガスがなければ地球の表面は生き物が暮らせるような気温にはなりません。その意味では非常に大事なのです。
今問題になっているのは、そのバランスです。CO2が増えすぎていることが問題なのですね。
二酸化炭素を固体にすると、ドライアイスです。液体に溶かすと、炭酸水ですね。英語で二酸化炭素はCarbon Dioxideといい、カーボンフリーとかカーボンニュートラルというのはこのカーボン=炭素からきています。Dioxideは二酸化物です(ちなみに酸化物はOxide)。
炭酸水のおいしい季節です。レモネードなど飲んで夏をさわやかにすごしましょう。
しりとりは続きます。明日は「つ」。よい週末をお過ごしください。
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