しーおーつー(CO2):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第129語 | EnergyShift

脱炭素を面白く

EnergyShift(エナジーシフト)
EnergyShift(エナジーシフト)

しーおーつー(CO2):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第129語

しーおーつー(CO2):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第129語

こんにちは。日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとりです。毎日ひとつずつ、カボニュー関連の言葉をゆるく紹介しています。

しりとりでやっています。昨日は「インターナショナル・リニューアブル・エナジー・エージェンシー」略してIRENAでした。今日は「し」です。

しーおーつー(CO2

今や脱炭素、温室効果ガス、地球温暖化を語る上で避けられないもの、その中心にあるものといっていいでしょう。二酸化炭素。シーオーツー。彼はそもそも何者なんでしょうか。

CO2は気体です。気体というのは、なかなか化学的な発見はされませんでした。だって見えないから。鉱物などとは違い、空気というものや、いわゆる空気とは違うなんか変な性質を持つ空気も、何となく認識されていましたが、はっきりとしたことはなかなかわかりませんでした。空気とは違うなんか変な性質を持つ空気のことを、ガスと名付けられましたが、この語源はカオスともいわれています。

気体の性質を調べるには、気体を集めないといけません。それで、いろんなものを加熱して、ぽこぽこでてくる気体の性質をひとつずつ調べたのです。

そうした科学者の中に、ジョセフ・ブラックという人がいて、石灰からの気体を発見しました。1750年ごろのことです。石灰石を焼くと重さが減る。酸と反応させても同じく減る。しかし、石灰石を焼いたものに酸をかけても反応は起こらない。「そうか、石灰石の中に固定された空気が焼いたり酸と反応したことによって、なくなったんだ」と思い、「固定空気」として論文を書きました。この固定空気こそが、二酸化炭素、しーおーつーなのです。

その後、さまざまな研究がおこなわれ、CO2の性質がわかってきました。その中のひとつが、温室効果です。

CO2に代表される温室効果ガスは地表の温度を適度に保ってきました。この温室効果ガスがなければ、地球の表面はマイナス19℃になるといいます。

太陽からのエネルギーが地表を熱します。地表からの熱(赤外線)は地表から放射されますが、その一部はそのまま宇宙に反射されるのではなく、温室効果ガスによって遮られ、また地表に戻ってきます。ちょうど熱が逃げないビニールハウスのようになるのですね。

先に書いたように、温室効果ガスがなければ地球の表面は生き物が暮らせるような気温にはなりません。その意味では非常に大事なのです。

今問題になっているのは、そのバランスです。CO2が増えすぎていることが問題なのですね。

二酸化炭素を固体にすると、ドライアイスです。液体に溶かすと、炭酸水ですね。英語で二酸化炭素はCarbon Dioxideといい、カーボンフリーとかカーボンニュートラルというのはこのカーボン=炭素からきています。Dioxideは二酸化物です(ちなみに酸化物はOxide)。

炭酸水のおいしい季節です。レモネードなど飲んで夏をさわやかにすごしましょう。

しりとりは続きます。明日は「つ」。よい週末をお過ごしください。

ひとつまえのしりとり(IRENA)

 

これまでのしりとり

しりとり

りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)

じぞくかのうせい(持続可能性)

いーろんますく(イーロン・マスク)

くらいめいと(Climate)

とくべつこうあつ(特別高圧)

つんどら(ツンドラ)

らるでれろ(ラルデレロ)

ろはす(ロハス)

すいそ(水素)

そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)

ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)

るりかけす(ルリカケス)

すまーとめーたー(スマートメーター)

たいようでんち(太陽電池)

ちちゅうねつりよう(地中熱利用)

うみ(海)

みどりむし(ミドリムシ)

しーでぃーぴー(CDP)

ぴーぴーえー(PPA)

えねき(エネルギー基本計画)

きたほんれんけい(北本連系)

いーえすじー(ESG)

じーえいちじー(GHG)

じおぱーく(ジオパーク)

くうきでんち(空気電池)

ちさんちしょう(地産地消)

うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)

むうるがい(ムール貝)

いぶき(いぶき)

きこうしなりお(気候シナリオ)

おおあめ(大雨)

めたんがす(メタンガス)

すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)

にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)

しょうえね(省エネ)

ねっとぜろ(ネットゼロ)

ろかぼ(ロカボ)

ぼるけーの(ボルケーノ)

のっくす(ノックス)

すまーとしてぃ(スマートシティ)

てぃーしーえふでぃー(TCFD)

でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)

じゃくでんき(弱電気)

きどるいげんそ(希土類元素)

そうでんもう(送電網)

うっどちっぷ(ウッドチップ)

ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)

りちうむ(リチウム)

むでんちゅうか(無電柱化)

かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)

とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)

しゃち(シャチ)

ちちゅうかい(地中海)

いーぴーひゃく(EP100)

くうこう(空港)

うぇっとらんど(ウェットランド)

どうくつ(洞窟)

つゆ(梅雨)

ゆーぶい(UV)

いたりあ(イタリア)

あいぴーしーしー(IPCC )

しろくま(シロクマ)

まいくろぐりっど(マイクログリッド)

どんぐり(ドングリ)

りとう(離島)

うるぐあい(ウルグアイ)

いぬいっと(イヌイット)

とうやこ(洞爺湖)

こじぇね(コジェネ)

ねったいや(熱帯夜)

やねうえ(屋根上)

えすびーてぃー(SBT)

てぃーしーあーるいー(TCRE)

いんたーなしょなる・えなじー・えーじぇんしー(IEA)

しーしーえす(CCS)

すきー(スキー)

きこうへんどうわくぐみじょうやく(気候変動枠組条約)

くーらー(クーラー)

らにーにゃげんしょう(ラニーニャ現象)

うみがめ(ウミガメ)

めんてなんす(メンテナンス)

すこーぷ(スコープ)

ぷらぐいんはいぶりっど(プラグインハイブリッド)

どいつ(ドイツ)

ついったー(Twitter)

たくそう(託送)

うんゆ(運輸)

ゆねっぷ(UNEP)

ぷらちな(プラチナ)

なんきょく(南極)

くも(雲)

も(藻)

もんすーんきこう(モンスーン気候)

うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)

むていでんでんげんそうち(無停電電源装置)

ちり(チリ)

りお・さみっと(リオ・サミット)

とらっく(トラック)

くじら(クジラ)

らいふ・さいくる・あせすめんと(ライフ・サイクル・アセスメント)

とれーさびりてぃ(トレーサビリティ)

てぃーりーふ(ティーリーフ)

ふらいでーずふぉーふゅーちゃー(フライデーズ・フォー・フューチャー)

ちゃいな(チャイナ)

なさ(NASA)

さーきゅらーえこのみー(サーキュラーエコノミー)

みっく・じゃがー(ミック・ジャガー)

がいぶこすと(外部コスト)

となかい(トナカイ)

いぎりす(イギリス)

すまーとぐりっど(スマートグリッド)

どうろ(道路)

ろさんぜるす(ロサンゼルス)

すまほ(スマホ)

ほっかい(北海)

いんど(インド)

どう(銅)

うなぎ(ウナギ)

ぎたー(ギター)

たくそのみー(タクソノミー)

みなみあふりか(南アフリカ)

かみなり(雷)

りさいくる(リサイクル)

るーまにあ(ルーマニア)

あーるいーひゃく(RE100)

くまのみ(クマノミ)

みずでんかい(水電解)

いんたーなしょなる・りにゅーあぶる・えなじー・えーじぇんしー(IRENA)

しーおーつー(CO2

脱炭素関連用語しりとり
脱炭素関連用語しりとり

カーボンニュートラル、脱炭素関連の用語を、日本一わかりやすく、しかもしりとりで、毎日紹介していきます。毎日だいたい11時に公開します。

脱炭素用語集の最新記事