脱炭素を面白く
EnergyShift（エナジーシフト）
とらっきんぐ（トラッキング）：毎日連載！日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第134語
こんにちは。毎日カーボンニュートラル関連の言葉を紹介している連載です。蒸しますね。
しりとりでやっています。昨日は「カーボン・オフセット」でしたので、「と」。
とらっきんぐ（トラッキング）
トラッキングです。Trackっていう、跡、とか轍（わだち）、とかを意味することばと「ing」で、跡をたどること、追跡、という意味になります。
IT用語であります。iPhoneにも「トラッキングを許可」という設定があると思いますが、これは、ユーザーの情報を収集して分析することを許可する、という意味です。つまり、ユーザー情報の跡をつけられている。
このように、トラッキングは業界ごとにいろんな使われ方をしています。では、脱炭素界隈でトラッキングとは、どのようなことでしょうか。
はい。カーボンのトラッキングを意味するのです。カーボン、つまりこの場合は二酸化炭素です。
カーボン・トラッキングはさまざまな場面で考えることができます。たとえば、今日リンゴをひとつ八百屋で買ったとします。リンゴの生産過程での二酸化炭素排出量、リンゴの輸送時の二酸化炭素排出量、八百屋での二酸化炭素排出量、消費したあとの廃棄にかかる二酸化炭素排出量、、という具合です。カーボン・フットプリントとほぼ同じ意味になります。
たとえば旅行に行きました、その時の飛行機の二酸化炭素排出量はどうだ、という話しも身近な例です。そしてもちろん、電力にもあてはまります。使用している電力の二酸化炭素排出量、ですね。
これらは個人の例ですが、より大きな問題は企業の二酸化炭素排出量のトラッキングです。
このしりとりでも何度かでている話しですが、企業活動の二酸化炭素排出量をどのように適正に計測するか、は非常に大きなテーマです。いろんな計測ツールや計測手法がでていますが、今の企業活動は非常に複雑で絡み合っており、それらがもっと使いやすくなるようにならないと、本当の排出量削減はなかなか進まないのです。
海外のモバイルアプリですが、商品のカーボン量を計算してくれるものがあります。個人として二酸化炭素排出量をたとえば買い物の時などにみれるのはありがたいですね。
企業の二酸化炭素排出量、カーボンのトラッキングがもっと簡単になりますように！
トラッキングといえば、個人的には動物の足跡調べです。アメリカの国立公園のお土産で買った、いろんな野生動物の足跡がわかる小冊子がとても楽しいものでした。
しりとりは続きます。明日は「ぐ」。では、よい一日をお過ごしください。
これまでのしりとり
しりとり
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とくべつこうあつ（特別高圧）
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つんどら（ツンドラ）
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いぶき（いぶき）
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おおあめ（大雨）
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めたんがす（メタンガス）
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ぼるけーの（ボルケーノ）
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とらっきんぐ（トラッキング）
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