こんにちは。日本一わかりやすい脱炭素用語集です。セミないていますか。こっちはミンミンです。
しりとり、やってます。昨日は「ルノー」について紹介しました。今日は「の」。
農地、つまり、農業の土地について、気候変動とどのような関係があるのか、紹介します。農地に関してはひとつではなく、いくつかの論点で気候変動や脱炭素について絡んでいるので、その中から主な3つについて紹介しましょう。
ひとつめ。農地はそもそも、温室効果ガスを溜め込むことができるという点。以前にも書いたかもしれませんが、全地球の、空気中の炭素量(二酸化炭素)は現在7,600億トン。陸上の有機炭素量(=植物バイオマス含有炭素)は5,600億トン。では、深さ1メートル以内の土壌に含まれる炭素量はどれくらいだと思いますか? 答えは、15,500億トン。1兆5,500億トン。まさに桁が違うほど多いのです。
その中でも農業をしている土地は、堆肥や微生物も多く、温室効果ガスの吸収源対策として農地を管理する国があるほどです。この農地の温室効果ガス吸収源対策は、正確な農地の温室効果ガス測定が必要で、その分野の研究開発も進んでいます。
ふたつめ。気候変動が農業に与える影響は甚大だという点。これはこのしりとりでも何度も取り上げています。地球温暖化により、土地土地の作物収穫量が変化している、または取れる作物が変わってきていること。さらに、大雨、洪水、旱魃、山火事などの異常気象により農業にも深刻なダメージを与えていることがあげられます。
みっつめ。これはいま日本で盛んに開発されていますが、農地で農作物を育てながら、太陽光パネルを設置して再エネを作る、いわゆるソーラーシェアリングです。特に耕作放棄地や相続先が不明の農地が日本にはいまもあり、これからも増えていくでしょう。そうした使われなくなった農地を再エネの発電所として、またソーラーパネルの下でも育つ作物で農地を蘇らせることもできます。このソーラーシェアリングはぜひ広く普及していって欲しいものです。
以上、農地に関わる脱炭素三題噺でした。
日本の郊外では水田などのイメージが多いですが、北海道やそれこそ欧米では一面の農地が広がる風景が珍しくありませんよね。そうした農地が気候変動にどのように、相互に、影響を与えているかはとても重要な論点なのだと思います。
しりとりは続きます。明日は「ち」。ではでは。よい週末をお過ごしください。
これまでのしりとり
しりとり
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りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)
↓
じぞくかのうせい(持続可能性)
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いーろんますく(イーロン・マスク)
↓
くらいめいと(Climate)
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とくべつこうあつ(特別高圧)
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つんどら(ツンドラ)
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らるでれろ(ラルデレロ)
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ろはす(ロハス)
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すいそ(水素)
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そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)
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ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)
↓
るりかけす(ルリカケス)
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すまーとめーたー(スマートメーター)
↓
たいようでんち(太陽電池)
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ちちゅうねつりよう(地中熱利用)
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うみ(海)
↓
みどりむし(ミドリムシ)
↓
しーでぃーぴー(CDP)
↓
ぴーぴーえー(PPA)
↓
えねき(エネルギー基本計画)
↓
きたほんれんけい(北本連系)
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いーえすじー(ESG)
↓
じーえいちじー(GHG)
↓
じおぱーく(ジオパーク)
↓
くうきでんち(空気電池)
↓
ちさんちしょう(地産地消)
↓
うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)
↓
むうるがい(ムール貝)
↓
いぶき(いぶき)
↓
きこうしなりお(気候シナリオ)
↓
おおあめ(大雨)
↓
めたんがす(メタンガス)
↓
すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)
↓
にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)
↓
しょうえね(省エネ)
↓
ねっとぜろ(ネットゼロ)
↓
ろかぼ(ロカボ)
↓
ぼるけーの(ボルケーノ)
↓
のっくす(ノックス)
↓
すまーとしてぃ(スマートシティ)
↓
てぃーしーえふでぃー(TCFD)
↓
でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)
↓
じゃくでんき(弱電気)
↓
きどるいげんそ(希土類元素)
↓
そうでんもう(送電網)
↓
うっどちっぷ(ウッドチップ)
↓
ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)
↓
りちうむ(リチウム)
↓
むでんちゅうか(無電柱化)
↓
かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)
↓
とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)
↓
しゃち(シャチ)
↓
ちちゅうかい(地中海)
↓
いーぴーひゃく(EP100)
↓
くうこう(空港)
↓
うぇっとらんど(ウェットランド)
↓
どうくつ(洞窟)
↓
つゆ(梅雨)
↓
ゆーぶい(UV)
↓
いたりあ(イタリア)
↓
あいぴーしーしー(IPCC )
↓
しろくま(シロクマ)
↓
まいくろぐりっど(マイクログリッド)
↓
どんぐり(ドングリ)
↓
りとう(離島)
↓
うるぐあい(ウルグアイ)
↓
いぬいっと(イヌイット)
↓
とうやこ(洞爺湖)
↓
こじぇね(コジェネ)
↓
ねったいや(熱帯夜)
↓
やねうえ(屋根上)
↓
えすびーてぃー(SBT)
↓
てぃーしーあーるいー(TCRE)
↓
いんたーなしょなる・えなじー・えーじぇんしー(IEA)
↓
しーしーえす(CCS)
↓
すきー(スキー)
↓
きこうへんどうわくぐみじょうやく(気候変動枠組条約)
↓
くーらー(クーラー)
↓
らにーにゃげんしょう(ラニーニャ現象)
↓
うみがめ(ウミガメ)
↓
めんてなんす(メンテナンス)
↓
すこーぷ(スコープ)
↓
ぷらぐいんはいぶりっど(プラグインハイブリッド)
↓
どいつ(ドイツ)
↓
ついったー(Twitter)
↓
たくそう(託送)
↓
うんゆ(運輸)
↓
ゆねっぷ(UNEP)
↓
ぷらちな(プラチナ)
↓
なんきょく(南極)
↓
くも(雲)
↓
も(藻)
↓
もんすーんきこう(モンスーン気候)
↓
うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)
↓
むていでんでんげんそうち(無停電電源装置)
↓
ちり(チリ)
↓
りお・さみっと(リオ・サミット)
↓
とらっく(トラック)
↓
くじら(クジラ)
↓
らいふ・さいくる・あせすめんと(ライフ・サイクル・アセスメント)
↓
とれーさびりてぃ(トレーサビリティ)
↓
てぃーりーふ(ティーリーフ)
↓
ふらいでーずふぉーふゅーちゃー(フライデーズ・フォー・フューチャー)
↓
ちゃいな(チャイナ)
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なさ(NASA)
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さーきゅらーえこのみー(サーキュラーエコノミー)
↓
みっく・じゃがー(ミック・ジャガー)
↓
がいぶこすと(外部コスト)
↓
となかい(トナカイ)
↓
いぎりす(イギリス)
↓
すまーとぐりっど(スマートグリッド)
↓
どうろ(道路)
↓
ろさんぜるす(ロサンゼルス)
↓
すまほ(スマホ)
↓
ほっかい(北海)
↓
いんど(インド)
↓
どう(銅)
↓
うなぎ(ウナギ)
↓
ぎたー(ギター)
↓
たくそのみー(タクソノミー)
↓
みなみあふりか(南アフリカ)
↓
かみなり(雷)
↓
りさいくる(リサイクル)
↓
るーまにあ(ルーマニア)
↓
あーるいーひゃく(RE100)
↓
くまのみ(クマノミ)
↓
みずでんかい(水電解)
↓
いんたーなしょなる・りにゅーあぶる・えなじー・えーじぇんしー(IRENA)
↓
しーおーつー(CO2)
↓
つばる(ツバル)
↓
るーべんでんち(ルーベン電池)
↓
ちきゅうおんだんか(地球温暖化)
↓
かーぼん・おふせっと(カーボン・オフセット)
↓
とらっきんぐ(トラッキング)
↓
ぐーぐる(Google)
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るのー(ルノー)
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のうち(農地)
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