しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第145語 | EnergyShift

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しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第145語

しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第145語

今日もやります。日本一わかりやすい脱炭素関連用語しりとり。カーボンニュートラルまわりのことばを毎日紹介しています。

しりとりでつないでいます。昨日は「ギリシャ」でしたので、今日は「しゃ」。

しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資)

えっと、金融とか投資とかの話です。英語由来です。英語は「Socially Responsible Investment」、略してSRIなんていいます。どういうことなのか、ゆっくりいっていきましょう。決して難しいはなしではありません。

企業ってありますよね。大企業、中企業、小企業。いろいろありますが、みなさん利益を求めていることには変わりがないのです。利益をもとめるのが企業なのでそれは当たり前なのですが、利益をもとめるだけでいいんか、っちゅーはなしです。

利益を大きくするにはどうすればいいのか。いろんなやり方があります。誰もがほしがる新製品を開発することもそうです。その一方で、たとえば労賃を不当に安くする、環境をこっそり破壊しまくる、なんていうことでも利益はあげられるのです。ドイヒーなはなしです。

特に会社の規模が大きくなると、そのドイヒーな悪行は増え、見えにくくなり、国を超えて行われたりしています。

もちろん、利益だけを求めて他のことにはいっさい構わない、俺の利益だけが一番大事、という企業は許されないことです。

そこで求められるのはなんでしょう。まず第一は、もちろん、倫理観です。倫理っていったって難しいことではありません。そうした利益第一主義で人をこき使ったり、環境破壊をしようなんていうことをしないというはなしです。しかし、倫理というのはそれだけでは、なかなか規範、行動に結びつきません。

しかし待ってください。今、国をはじめ金融界や経済界が脱炭素、カーボンニュートラルに躍起になっているのはなぜでしょう。それは、脱炭素ができず、気候変動がもっと激しくなると、自分たちの商売の損失につながるからです。まわりまわって自分たちの損になります。不当に安い労賃も同じことです。買ってくれる人がいなくなるわけですから。

つまり、みんなが利害関係者なのです。利害関係者、ちょっとかっこよくいえばステークホルダーです。株主や経営者、社員だけではなく、それを買う人も、地域住民も、投資家も。結局、利益第一で突っ走れば持続可能ではなくなります。

なので、そうした利益第一でドイヒーな企業には投資をしない、投資をするにもそうした社会的な責任がドーなのか、そこを見極めて投資をしましょう、というのが、この社会的責任投資、なのです。

この考え方の歴史はすでに100年ほどの歴史があります。教会ってありますよね。教会も企業への投資をしていたのですが、アルコールやタバコやギャンブルに関わる企業には投資しないでおこうという考えがありました。その後、たとえばベトナム戦争で利益をあげる企業やアパルトヘイトで利益をあげる企業には投資をしないという動きが広まりました。そして、1990年には環境問題や労働問題などもこの流れで投資をしない、という動きになり、現在につながっています。

「そうはいってもやっぱり企業は自社の利益第一でしょう。特に投資家なんか、その最たるものじゃないの」という声が聞こえてきます。

もちろん、投資家みんながみんな、というわけではありません。ですが、みんなが気づきはじめ、行動しはじめているのは確かです。SRIは小口や個人の動きが大きかったのですが、今や大手の投資家もこの流れにそって、投資行動を変化させています。そのための指標(SRI基準)も整備され、企業には透明性も一層もとめられるようになりました。そのためのTCFDであり、CDPであり、うんたらかんたらなのです。

そこで、あれっと気づく方もいらっしゃるでしょう。これ、ESGと似てんじゃね? はい。かなり似ています。SRIの新しい形がESGといってもいいかもしれません。

日本はまだまだSRI投資の規模が欧米に比べると小さいといわれています。しかし、もう一地域だけのルールは通用しません。これからもSRIは重視され、拡大していくでしょう。

これは裏返せば、利益第一だけで企業が活動すればどんなドイヒーなこともやってしまうということでもあります。困ったことです。

しりとりは続きます。明日は「し」。不安定な天気が続きます。くれぐれもご自愛ください。ではでは。

ひとつまえのしりとり(ギリシャ)

 

これまでのしりとり

しりとり

りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)

じぞくかのうせい(持続可能性)

いーろんますく(イーロン・マスク)

くらいめいと(Climate)

とくべつこうあつ(特別高圧)

つんどら(ツンドラ)

らるでれろ(ラルデレロ)

ろはす(ロハス)

すいそ(水素)

そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)

ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)

るりかけす(ルリカケス)

すまーとめーたー(スマートメーター)

たいようでんち(太陽電池)

ちちゅうねつりよう(地中熱利用)

うみ(海)

みどりむし(ミドリムシ)

しーでぃーぴー(CDP)

ぴーぴーえー(PPA)

えねき(エネルギー基本計画)

きたほんれんけい(北本連系)

いーえすじー(ESG)

じーえいちじー(GHG)

じおぱーく(ジオパーク)

くうきでんち(空気電池)

ちさんちしょう(地産地消)

うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)

むうるがい(ムール貝)

いぶき(いぶき)

きこうしなりお(気候シナリオ)

おおあめ(大雨)

めたんがす(メタンガス)

すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)

にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)

しょうえね(省エネ)

ねっとぜろ(ネットゼロ)

ろかぼ(ロカボ)

ぼるけーの(ボルケーノ)

のっくす(ノックス)

すまーとしてぃ(スマートシティ)

てぃーしーえふでぃー(TCFD)

でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)

じゃくでんき(弱電気)

きどるいげんそ(希土類元素)

そうでんもう(送電網)

うっどちっぷ(ウッドチップ)

ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)

りちうむ(リチウム)

むでんちゅうか(無電柱化)

かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)

とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)

しゃち(シャチ)

ちちゅうかい(地中海)

いーぴーひゃく(EP100)

くうこう(空港)

うぇっとらんど(ウェットランド)

どうくつ(洞窟)

つゆ(梅雨)

ゆーぶい(UV)

いたりあ(イタリア)

あいぴーしーしー(IPCC )

しろくま(シロクマ)

まいくろぐりっど(マイクログリッド)

どんぐり(ドングリ)

りとう(離島)

うるぐあい(ウルグアイ)

いぬいっと(イヌイット)

とうやこ(洞爺湖)

こじぇね(コジェネ)

ねったいや(熱帯夜)

やねうえ(屋根上)

えすびーてぃー(SBT)

てぃーしーあーるいー(TCRE)

いんたーなしょなる・えなじー・えーじぇんしー(IEA)

しーしーえす(CCS)

すきー(スキー)

きこうへんどうわくぐみじょうやく(気候変動枠組条約)

くーらー(クーラー)

らにーにゃげんしょう(ラニーニャ現象)

うみがめ(ウミガメ)

めんてなんす(メンテナンス)

すこーぷ(スコープ)

ぷらぐいんはいぶりっど(プラグインハイブリッド)

どいつ(ドイツ)

ついったー(Twitter)

たくそう(託送)

うんゆ(運輸)

ゆねっぷ(UNEP)

ぷらちな(プラチナ)

なんきょく(南極)

くも(雲)

も(藻)

もんすーんきこう(モンスーン気候)

うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)

むていでんでんげんそうち(無停電電源装置)

ちり(チリ)

りお・さみっと(リオ・サミット)

とらっく(トラック)

くじら(クジラ)

らいふ・さいくる・あせすめんと(ライフ・サイクル・アセスメント)

とれーさびりてぃ(トレーサビリティ)

てぃーりーふ(ティーリーフ)

ふらいでーずふぉーふゅーちゃー(フライデーズ・フォー・フューチャー)

ちゃいな(チャイナ)

なさ(NASA)

さーきゅらーえこのみー(サーキュラーエコノミー)

みっく・じゃがー(ミック・ジャガー)

がいぶこすと(外部コスト)

となかい(トナカイ)

いぎりす(イギリス)

すまーとぐりっど(スマートグリッド)

どうろ(道路)

ろさんぜるす(ロサンゼルス)

すまほ(スマホ)

ほっかい(北海)

いんど(インド)

どう(銅)

うなぎ(ウナギ)

ぎたー(ギター)

たくそのみー(タクソノミー)

みなみあふりか(南アフリカ)

かみなり(雷)

りさいくる(リサイクル)

るーまにあ(ルーマニア)

あーるいーひゃく(RE100)

くまのみ(クマノミ)

みずでんかい(水電解)

いんたーなしょなる・りにゅーあぶる・えなじー・えーじぇんしー(IRENA)

しーおーつー(CO2)

つばる(ツバル)

るーべんでんち(ルーベン電池)

ちきゅうおんだんか(地球温暖化)

かーぼん・おふせっと(カーボン・オフセット)

とらっきんぐ(トラッキング)

ぐーぐる(Google)

るのー(ルノー)

のうち(農地)

ちいきえねるぎー(地域エネルギー)

ぎがとんぎゃっぷ(ギガトンギャップ)

ぷれっじ(Pledge)

じーえいちじーぷろとこる(GHGプロトコル)

るてにうむ(ルテニウム)

むぎ(麦)

ぎりしゃ(ギリシャ)

しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資)

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カーボンニュートラル、脱炭素関連の用語を、日本一わかりやすく、しかもしりとりで、毎日紹介していきます。毎日だいたい11時に公開します。

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