こんにちは。脱炭素関連の用語を日本一ゆるく、やさしく、わかりやすく、毎日お届けしています。
しりとり、やっています。昨日は「社会的責任投資」でしたので、今日は「し」。
シリカってご存知ですか。二酸化ケイ素です。わかりにくいですね、酸素と結びついたケイ素。ケイ素はシリコンです。二酸化ケイ素は、シリコンの自然状態という風に考えられます。
シリコンは、よく知られているように半導体の材料であり、太陽光パネルの素材でもあります。太陽光パネルにはいくつか種類があるのですが、今最も多く使われているのがシリコン系太陽光パネルです。
シリカをむにゃむにゃして、純度の高いシリコンを造り、そのシリコンでいろいろなものを作るのです。
ではこのシリカはどこにあるんでしょうか。答えは、どこにでもあります。なぜなら、これは基本砂だからです。砂の主成分がシリカです。
で、このシリカ、確かにいろんな材料なんですけど、そのままではもちろん使えないのです。砂だし。
シリカである砂はいったん金属ケイ素にします。この金属ケイ素にいったんしてから、有機ケイ素の原料という使いやすい材料になり、太陽光発電部材になったり、自動車部材になったり、いろんなものになります。そのままでは使えないからいろいろ化学反応を経て使いやすくするんですね。
その化学反応の最初、シリカを金属ケイ素にするときに、実は大量の電気を使うのです。1,800℃の高温で炭素と反応させる必要があったのです。使いやすくするために。
でもちょっと待てよと。脱炭素的にそれはどうなのよ、と。いろんなEVや太陽光パネルに使う原料が大量の電気使うのはどうなんでしょうと。
そういう疑問を持った研究者がいて、大量の電気を使わなくて原料の有機ケイ素をつくれないの? と。そしてやり遂げました。
シリカにアルコールを直接反応させ、有機脱水材と少ない触媒を使い、金属ケイ素を作らないで有機ケイ素を合成することに成功したのです。
今は実用化に向けてより使いやすく、より低コストを目指して研究は続けられているようですが、うまくいけばまた脱炭素がジャンピングするのではないでしょうか。
砂漠に大量にあるシリカ。なかなかかわいい名前ですが、けっこうすごいやつなのです。
しりとりは続きます。明日は「か」。暑い日が続きます。ご自愛ください。ではでは。
これまでのしりとり
しりとり
↓
りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)
↓
じぞくかのうせい(持続可能性)
↓
いーろんますく(イーロン・マスク)
↓
くらいめいと(Climate)
↓
とくべつこうあつ(特別高圧)
↓
つんどら(ツンドラ)
↓
らるでれろ(ラルデレロ)
↓
ろはす(ロハス)
↓
すいそ(水素)
↓
そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)
↓
ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)
↓
るりかけす(ルリカケス)
↓
すまーとめーたー(スマートメーター)
↓
たいようでんち(太陽電池)
↓
ちちゅうねつりよう(地中熱利用)
↓
うみ(海)
↓
みどりむし(ミドリムシ)
↓
しーでぃーぴー(CDP)
↓
ぴーぴーえー(PPA)
↓
えねき(エネルギー基本計画)
↓
きたほんれんけい(北本連系)
↓
いーえすじー(ESG)
↓
じーえいちじー(GHG)
↓
じおぱーく(ジオパーク)
↓
くうきでんち(空気電池)
↓
ちさんちしょう(地産地消)
↓
うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)
↓
むうるがい(ムール貝)
↓
いぶき(いぶき)
↓
きこうしなりお(気候シナリオ)
↓
おおあめ(大雨)
↓
めたんがす(メタンガス)
↓
すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)
↓
にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)
↓
しょうえね(省エネ)
↓
ねっとぜろ(ネットゼロ)
↓
ろかぼ(ロカボ)
↓
ぼるけーの(ボルケーノ)
↓
のっくす(ノックス)
↓
すまーとしてぃ(スマートシティ)
↓
てぃーしーえふでぃー(TCFD)
↓
でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)
↓
じゃくでんき(弱電気)
↓
きどるいげんそ(希土類元素)
↓
そうでんもう(送電網)
↓
うっどちっぷ(ウッドチップ)
↓
ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)
↓
りちうむ(リチウム)
↓
むでんちゅうか(無電柱化)
↓
かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)
↓
とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)
↓
しゃち(シャチ)
↓
ちちゅうかい(地中海)
↓
いーぴーひゃく(EP100)
↓
くうこう(空港)
↓
うぇっとらんど(ウェットランド)
↓
どうくつ(洞窟)
↓
つゆ(梅雨)
↓
ゆーぶい(UV)
↓
いたりあ(イタリア)
↓
あいぴーしーしー(IPCC )
↓
しろくま(シロクマ)
↓
まいくろぐりっど(マイクログリッド)
↓
どんぐり(ドングリ)
↓
りとう(離島)
↓
うるぐあい(ウルグアイ)
↓
いぬいっと(イヌイット)
↓
とうやこ(洞爺湖)
↓
こじぇね(コジェネ)
↓
ねったいや(熱帯夜)
↓
やねうえ(屋根上)
↓
えすびーてぃー(SBT)
↓
てぃーしーあーるいー(TCRE)
↓
いんたーなしょなる・えなじー・えーじぇんしー(IEA)
↓
しーしーえす(CCS)
↓
すきー(スキー)
↓
きこうへんどうわくぐみじょうやく(気候変動枠組条約)
↓
くーらー(クーラー)
↓
らにーにゃげんしょう(ラニーニャ現象)
↓
うみがめ(ウミガメ)
↓
めんてなんす(メンテナンス)
↓
すこーぷ(スコープ)
↓
ぷらぐいんはいぶりっど(プラグインハイブリッド)
↓
どいつ(ドイツ)
↓
ついったー(Twitter)
↓
たくそう(託送)
↓
うんゆ(運輸)
↓
ゆねっぷ(UNEP)
↓
ぷらちな(プラチナ)
↓
なんきょく(南極)
↓
くも(雲)
↓
も(藻)
↓
もんすーんきこう(モンスーン気候)
↓
うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)
↓
むていでんでんげんそうち(無停電電源装置)
↓
ちり(チリ)
↓
りお・さみっと(リオ・サミット)
↓
とらっく(トラック)
↓
くじら(クジラ)
↓
らいふ・さいくる・あせすめんと(ライフ・サイクル・アセスメント)
↓
とれーさびりてぃ(トレーサビリティ)
↓
てぃーりーふ(ティーリーフ)
↓
ふらいでーずふぉーふゅーちゃー(フライデーズ・フォー・フューチャー)
↓
ちゃいな(チャイナ)
↓
なさ(NASA)
↓
さーきゅらーえこのみー(サーキュラーエコノミー)
↓
みっく・じゃがー(ミック・ジャガー)
↓
がいぶこすと(外部コスト)
↓
となかい(トナカイ)
↓
いぎりす(イギリス)
↓
すまーとぐりっど(スマートグリッド)
↓
どうろ(道路)
↓
ろさんぜるす(ロサンゼルス)
↓
すまほ(スマホ)
↓
ほっかい(北海)
↓
いんど(インド)
↓
どう(銅)
↓
うなぎ(ウナギ)
↓
ぎたー(ギター)
↓
たくそのみー(タクソノミー)
↓
みなみあふりか(南アフリカ)
↓
かみなり(雷)
↓
りさいくる(リサイクル)
↓
るーまにあ(ルーマニア)
↓
あーるいーひゃく(RE100)
↓
くまのみ(クマノミ)
↓
みずでんかい(水電解)
↓
いんたーなしょなる・りにゅーあぶる・えなじー・えーじぇんしー(IRENA)
↓
しーおーつー(CO2)
↓
つばる(ツバル)
↓
るーべんでんち(ルーベン電池)
↓
ちきゅうおんだんか(地球温暖化)
↓
かーぼん・おふせっと(カーボン・オフセット)
↓
とらっきんぐ(トラッキング)
↓
ぐーぐる(Google)
↓
るのー(ルノー)
↓
のうち(農地)
↓
ちいきえねるぎー(地域エネルギー)
↓
ぎがとんぎゃっぷ(ギガトンギャップ)
↓
ぷれっじ(Pledge)
↓
じーえいちじーぷろとこる(GHGプロトコル)
↓
るてにうむ(ルテニウム)
↓
むぎ(麦)
↓
ぎりしゃ(ギリシャ)
↓
しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資)
↓
しりか(シリカ)
↓
?
脱炭素用語集の最新記事