あぐりげーたー(アグリゲーター):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第153語 | EnergyShift

脱炭素を面白く

EnergyShift(エナジーシフト)
EnergyShift(エナジーシフト)

あぐりげーたー(アグリゲーター):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第153語

あぐりげーたー(アグリゲーター):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第153語

こんにちは。夏なのに、少し肌寒い日が続いています。脱炭素関連用語を毎日ゆるく紹介しています。また暑くなるのでしょうか。

しりとり、やっています。昨日は「気候のカナリア」でした。今日は「あ」。

あぐりげーたー(アグリゲーター)

ご存知ですね。ワニのことです。ワニにはクロコダイルとアリゲーターが・・・アリゲーターだよ!長いよ!

気を取り直して。

久々、の電力業界用語です。アグリゲーター。もともとの「Aggregate」には、集める、という意味があり、IT業界ではアグリゲート・コンピューティングということばもあります。デバイスごとではなく総体として機能するというような意味です。

日本の電力業界でアグリゲート、アグリゲーターということばが出てきたのはつい最近です。わかりやすくいうと、アグリゲーターとは「いろんな電源をとりまとめて(アグリゲートして)、供給を管理する送配電事業者などへ届ける」ビジネスになります。

VPPってありますよね。あれは仮想発電所(Virtual Power Plant)といって、いろんな発電所、たとえば屋根上の余剰であるとか、蓄電池とか、そうしたものを、あたかもひとつの発電所のようにできる技術のことです。

アグリゲーターは、このVPPのように電力を一ヶ所に(バーチャルに)集め、時には市場からの電力も使い、送配電業者に送るのですが、ここで大事なのが、需要と供給のバランスをちゃんととること。

集めた電力と、供給する、もしくは必要とされる電力とのバランスをうまくとり続けることがアグリゲーターの主な役割です。

日本ではそうしたビジネスはありませんでした。実は今でもありません。絶賛、国の審議会で制度整備中で、2022年4月には制度設計ができる予定になっています。日本語だってあります。「特定卸供給事業者」といいます。わかりにくい。

欧米では日本と電力の制度自体が違うため、一概に比較はできませんがアグリゲーターとしてのビジネスもすでに成り立っています。また、こうした需要と供給のバランスを常にとるにはさまざまな予測も重要になり、テクノロジーも必須になり、テック企業が参入したりもしています。

日本での制度はどうなるのか、また、アグリゲータービジネスが来年以降どうなるのか、気になるところです。

予測はこれから特に重要になってくるでしょう。発電予測、需要予測をはじめ、さまざまなシミュレーションが脱炭素には必要です。シミュレーションにはテクノロジーが必要で、テクノロジーには電力が必要で、電力にはテクノロジーが必要で・・・堂々巡りですね。

しりとりは続きます。明日は「た」。まだ雨が強いところもあるようです。お気を付けてお過ごしください。

ひとつまえのしりとり(気候のカナリア)

 

これまでのしりとり

しりとり

りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)

じぞくかのうせい(持続可能性)

いーろんますく(イーロン・マスク)

くらいめいと(Climate)

とくべつこうあつ(特別高圧)

つんどら(ツンドラ)

らるでれろ(ラルデレロ)

ろはす(ロハス)

すいそ(水素)

そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)

ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)

るりかけす(ルリカケス)

すまーとめーたー(スマートメーター)

たいようでんち(太陽電池)

ちちゅうねつりよう(地中熱利用)

うみ(海)

みどりむし(ミドリムシ)

しーでぃーぴー(CDP)

ぴーぴーえー(PPA)

えねき(エネルギー基本計画)

きたほんれんけい(北本連系)

いーえすじー(ESG)

じーえいちじー(GHG)

じおぱーく(ジオパーク)

くうきでんち(空気電池)

ちさんちしょう(地産地消)

うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)

むうるがい(ムール貝)

いぶき(いぶき)

きこうしなりお(気候シナリオ)

おおあめ(大雨)

めたんがす(メタンガス)

すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)

にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)

しょうえね(省エネ)

ねっとぜろ(ネットゼロ)

ろかぼ(ロカボ)

ぼるけーの(ボルケーノ)

のっくす(ノックス)

すまーとしてぃ(スマートシティ)

てぃーしーえふでぃー(TCFD)

でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)

じゃくでんき(弱電気)

きどるいげんそ(希土類元素)

そうでんもう(送電網)

うっどちっぷ(ウッドチップ)

ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)

りちうむ(リチウム)

むでんちゅうか(無電柱化)

かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)

とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)

しゃち(シャチ)

ちちゅうかい(地中海)

いーぴーひゃく(EP100)

くうこう(空港)

うぇっとらんど(ウェットランド)

どうくつ(洞窟)

つゆ(梅雨)

ゆーぶい(UV)

いたりあ(イタリア)

あいぴーしーしー(IPCC )

しろくま(シロクマ)

まいくろぐりっど(マイクログリッド)

どんぐり(ドングリ)

りとう(離島)

うるぐあい(ウルグアイ)

いぬいっと(イヌイット)

とうやこ(洞爺湖)

こじぇね(コジェネ)

ねったいや(熱帯夜)

やねうえ(屋根上)

えすびーてぃー(SBT)

てぃーしーあーるいー(TCRE)

いんたーなしょなる・えなじー・えーじぇんしー(IEA)

しーしーえす(CCS)

すきー(スキー)

きこうへんどうわくぐみじょうやく(気候変動枠組条約)

くーらー(クーラー)

らにーにゃげんしょう(ラニーニャ現象)

うみがめ(ウミガメ)

めんてなんす(メンテナンス)

すこーぷ(スコープ)

ぷらぐいんはいぶりっど(プラグインハイブリッド)

どいつ(ドイツ)

ついったー(Twitter)

たくそう(託送)

うんゆ(運輸)

ゆねっぷ(UNEP)

ぷらちな(プラチナ)

なんきょく(南極)

くも(雲)

も(藻)

もんすーんきこう(モンスーン気候)

うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)

むていでんでんげんそうち(無停電電源装置)

ちり(チリ)

りお・さみっと(リオ・サミット)

とらっく(トラック)

くじら(クジラ)

らいふ・さいくる・あせすめんと(ライフ・サイクル・アセスメント)

とれーさびりてぃ(トレーサビリティ)

てぃーりーふ(ティーリーフ)

ふらいでーずふぉーふゅーちゃー(フライデーズ・フォー・フューチャー)

ちゃいな(チャイナ)

なさ(NASA)

さーきゅらーえこのみー(サーキュラーエコノミー)

みっく・じゃがー(ミック・ジャガー)

がいぶこすと(外部コスト)

となかい(トナカイ)

いぎりす(イギリス)

すまーとぐりっど(スマートグリッド)

どうろ(道路)

ろさんぜるす(ロサンゼルス)

すまほ(スマホ)

ほっかい(北海)

いんど(インド)

どう(銅)

うなぎ(ウナギ)

ぎたー(ギター)

たくそのみー(タクソノミー)

みなみあふりか(南アフリカ)

かみなり(雷)

りさいくる(リサイクル)

るーまにあ(ルーマニア)

あーるいーひゃく(RE100)

くまのみ(クマノミ)

みずでんかい(水電解)

いんたーなしょなる・りにゅーあぶる・えなじー・えーじぇんしー(IRENA)

しーおーつー(CO2)

つばる(ツバル)

るーべんでんち(ルーベン電池)

ちきゅうおんだんか(地球温暖化)

かーぼん・おふせっと(カーボン・オフセット)

とらっきんぐ(トラッキング)

ぐーぐる(Google)

るのー(ルノー)

のうち(農地)

ちいきえねるぎー(地域エネルギー)

ぎがとんぎゃっぷ(ギガトンギャップ)

ぷれっじ(Pledge)

じーえいちじーぷろとこる(GHGプロトコル)

るてにうむ(ルテニウム)

むぎ(麦)

ぎりしゃ(ギリシャ)

しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資)

しりか(シリカ)

かんきょうあせすめんと(環境アセスメント)

とらくたー(トラクター)

たいが(タイガ)

がそりんすたんど(ガソリンスタンド)

どーは(ドーハ)

はいしゅつけんとりひき(排出権取引)

きこうのかなりあ(気候のカナリア)

あぐりげーたー(アグリゲーター)

脱炭素関連用語しりとり
脱炭素関連用語しりとり

カーボンニュートラル、脱炭素関連の用語を、日本一わかりやすく、しかもしりとりで、毎日紹介していきます。毎日だいたい11時に公開します。

脱炭素用語集の最新記事