どじょうたんそ(土壌炭素):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第173語 | EnergyShift

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どじょうたんそ(土壌炭素):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第173語

どじょうたんそ(土壌炭素):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第173語

こんにちは。脱炭素用語集しりとりです。毎日わかりやすくゆるい解説を目指しています。寒くないですか?

しりとり、昨日は「ラップランド」でしたので、今日は「ど」。

どじょうたんそ(土壌炭素)

どじょう、あのぬるっとした柳川鍋にするとおいしいものではありません。土壌、の方ですね。でもみなさん、ちょっと考えたことありますか。土壌ってなんだろう。

土? 砂? わかりませんよね。土壌の定義。土壌と土は実は違うのです。

土壌の定義は、「ある場所に存在して、地質、地形、植生、気候、さらには人為的な働きかけなどのさまざまな自然条件や環境のもとで生成してきた自然体」というそうです。これは、土壌学における土壌です。

日本大百科全書(ニッポニカ)によると、「土壌とは、岩石の破片からなる無機成分と動植物の遺体が分解して生じた有機成分とが混合した、地殻最表層の生成物をいう」とあります。

つまり、土だけではなく、土にいろいろなものが混じった状態が土壌であり、無機物の岩や砂だけではないということです。

そして、ここで重要なのが、土壌を構成する有機物。そう、有機物ですから、炭素を含みます。地面を掘りますよね。すると、黒っぽい土がまずでてきて、その後に茶色い粘土のような土が出てきませんか。あの黒っぽいところに、炭素が集積しているのです。一般的に、黒っぽい土の方が炭素が多いといいます。

こうした土壌炭素は、土地の利用法によって増減します。土壌炭素を減らさない農法などが研究されています。

しかしちょっと面白いと思いませんか。足下に非常に多くの炭素が埋蔵されているなんて。炭素貯蔵としての地面、土壌のありかたをときどきは思い出してみるのはどうでしょう。

人が適切に管理すれば、土壌中の炭素量をいまより増加させることもできるという研究もあります。反対に土中の炭素が放出されることもあるので、気をつけなければ。

しりとりは続きます。明日は「そ」。では、よい一日をお過ごしください。

ひとつまえのしりとり(ラップランド)

 

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