くらいめーと・とらんじしょん・ふぁいなんす(クライメート・トランジション・ファイナンス):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第186語 | EnergyShift

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くらいめーと・とらんじしょん・ふぁいなんす(クライメート・トランジション・ファイナンス):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第186語

くらいめーと・とらんじしょん・ふぁいなんす(クライメート・トランジション・ファイナンス):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第186語

こんにちは。脱炭素関連用語の紹介を毎日しています。あと3ヶ月ほどで今年も終わりですね。そろそろ除夜の鐘が・・・聞こえてこないよ!

しりとりでひとつずつ紹介しています。昨日は「COP26」の紹介でしたので、今日は「く」。

くらいめーと・とらんじしょん・ふぁいなんす(クライメート・トランジション・ファイナンス)

長い。ひとつずつ分解していきましょう。

クライメート、は何度か取り上げました。Climate=気候、ですね。Climate Changeで気候変動、その気候です。

トランジション、は移行、Transitionですね。よくトランシジョンに間違えます。

最後。ファイナンス、はわかりやすいですね。金融、です。

合わせましょう。気候(変動対策のための)移行(のための)金融。だいたいこんなところです。

いちおう、金融庁と経産省と環境省による定義があります。いちおうって。それによると「気候変動への対策を検討している企業が、脱炭素社会の実現に向けて、長期的な戦略に則った温室効果ガス削減の取組を行っている場合にその取組を支援することを目的とした金融手法」長い。

この長いやつ、もとはといえばやはりパリ協定。気候変動対策に国ももっと本腰入れてやらなければいけない、いわんや企業をや。ということで、世界的に企業が気候変動対策をしなくてはいけなくなり、国際資本市場協会(ICMA)という金融市場の親玉的な団体があるのですが、そこが策定した「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック」がもとにはなっています。

その世界的な流れを受けて、日本でも今年、2021年5月に金融庁・経産省・環境省が共同で「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」をつくりました。

もっとわかりやすくいいましょう。「企業が、気候変動対策に使う資金を調達するときに守ったほうがいいこと、その考え方」。

企業がいきなり気候変動対策をしようと思っても、その資金がふって沸くわけではありません。いろいろお金かかりますよね、企業の仕組みを変えたり、今までの設備を買い直したりしないといけないかもしれない。研究開発もしなくてはいけない。

そうしたとき、企業は資金調達をします。グリーンボンド、トランジションボンド(資金使途特定)などです。サステナビリティリンクボンド(資金使途不特定)というのもあります。たとえばグリーンボンドにはICMAが策定した「グリーンボンド原則」などがあります。それらもクライメート・トランジション・ファイナンスの一部なのですが、いくつかの要件を満たせば、「クライメート・トランジション・ファイナンス」であるといえるのです。

その要件(要素)とは、以下の4つ。

  1. 資金調達者のクライメート・トランジション戦略とガバナンス
  2. ビジネスモデルにおける環境面のマテリアリティ
  3. 科学的根拠のあるクライメート・トランジション戦略(目標と経路を含む〕
  4. 実施の透明性

さあ、だんだんややこしくなってきましたよ。結局、クライメート・トランジション・ファイナンスとはなんでしょう。

前述の通り、「企業が、気候変動対策に使う資金を(いろんなやり方で)調達するときに守ったほうがいいこと、その考え方」なんですが、なぜこんなことを決めたりするんでしょうか。それは、資金調達の時に「これはねトランジション・ファイナンスなんですよ」といえるようにすることで、企業も投資家もその意味や役割を互いに理解することが大事なんです。

裏を返せば、こうしたことを決めずになんでもかんでも「気候変動対策の資金調達です」といって実はそうでなかった、なんていうこともありえるわけで。大事なお金、その使いみちを納得できるようにしましょうね、というお話です。

金融の世界も気候変動対策への対策を次々と繰り出してきますね。その金融対策への対策も必要になってきて、対策への対策への対策・・・。

しりとりは続きます。明日は「す」。よい一日をお過ごしください。

*金融庁・経済産業省・環境省 クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針

ひとつまえのしりとり(COP26)

 

これまでのしりとり

しりとり

りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)

じぞくかのうせい(持続可能性)

いーろんますく(イーロン・マスク)

くらいめいと(Climate)

とくべつこうあつ(特別高圧)

つんどら(ツンドラ)

らるでれろ(ラルデレロ)

ろはす(ロハス)

すいそ(水素)

そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)

ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)

るりかけす(ルリカケス)

すまーとめーたー(スマートメーター)

たいようでんち(太陽電池)

ちちゅうねつりよう(地中熱利用)

うみ(海)

みどりむし(ミドリムシ)

しーでぃーぴー(CDP)

ぴーぴーえー(PPA)

えねき(エネルギー基本計画)

きたほんれんけい(北本連系)

いーえすじー(ESG)

じーえいちじー(GHG)

じおぱーく(ジオパーク)

くうきでんち(空気電池)

ちさんちしょう(地産地消)

うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)

むうるがい(ムール貝)

いぶき(いぶき)

きこうしなりお(気候シナリオ)

おおあめ(大雨)

めたんがす(メタンガス)

すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)

にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)

しょうえね(省エネ)

ねっとぜろ(ネットゼロ)

ろかぼ(ロカボ)

ぼるけーの(ボルケーノ)

のっくす(ノックス)

すまーとしてぃ(スマートシティ)

てぃーしーえふでぃー(TCFD)

でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)

じゃくでんき(弱電気)

きどるいげんそ(希土類元素)

そうでんもう(送電網)

うっどちっぷ(ウッドチップ)

ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)

りちうむ(リチウム)

むでんちゅうか(無電柱化)

かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)

とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)

しゃち(シャチ)

ちちゅうかい(地中海)

いーぴーひゃく(EP100)

くうこう(空港)

うぇっとらんど(ウェットランド)

どうくつ(洞窟)

つゆ(梅雨)

ゆーぶい(UV)

いたりあ(イタリア)

あいぴーしーしー(IPCC )

しろくま(シロクマ)

まいくろぐりっど(マイクログリッド)

どんぐり(ドングリ)

りとう(離島)

うるぐあい(ウルグアイ)

いぬいっと(イヌイット)

とうやこ(洞爺湖)

こじぇね(コジェネ)

ねったいや(熱帯夜)

やねうえ(屋根上)

えすびーてぃー(SBT)

てぃーしーあーるいー(TCRE)

いんたーなしょなる・えなじー・えーじぇんしー(IEA)

しーしーえす(CCS)

すきー(スキー)

きこうへんどうわくぐみじょうやく(気候変動枠組条約)

くーらー(クーラー)

らにーにゃげんしょう(ラニーニャ現象)

うみがめ(ウミガメ)

めんてなんす(メンテナンス)

すこーぷ(スコープ)

ぷらぐいんはいぶりっど(プラグインハイブリッド)

どいつ(ドイツ)

ついったー(Twitter)

たくそう(託送)

うんゆ(運輸)

ゆねっぷ(UNEP)

ぷらちな(プラチナ)

なんきょく(南極)

くも(雲)

も(藻)

もんすーんきこう(モンスーン気候)

うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)

むていでんでんげんそうち(無停電電源装置)

ちり(チリ)

りお・さみっと(リオ・サミット)

とらっく(トラック)

くじら(クジラ)

らいふ・さいくる・あせすめんと(ライフ・サイクル・アセスメント)

とれーさびりてぃ(トレーサビリティ)

てぃーりーふ(ティーリーフ)

ふらいでーずふぉーふゅーちゃー(フライデーズ・フォー・フューチャー)

ちゃいな(チャイナ)

なさ(NASA)

さーきゅらーえこのみー(サーキュラーエコノミー)

みっく・じゃがー(ミック・ジャガー)

がいぶこすと(外部コスト)

となかい(トナカイ)

いぎりす(イギリス)

すまーとぐりっど(スマートグリッド)

どうろ(道路)

ろさんぜるす(ロサンゼルス)

すまほ(スマホ)

ほっかい(北海)

いんど(インド)

どう(銅)

うなぎ(ウナギ)

ぎたー(ギター)

たくそのみー(タクソノミー)

みなみあふりか(南アフリカ)

かみなり(雷)

りさいくる(リサイクル)

るーまにあ(ルーマニア)

あーるいーひゃく(RE100)

くまのみ(クマノミ)

みずでんかい(水電解)

いんたーなしょなる・りにゅーあぶる・えなじー・えーじぇんしー(IRENA)

しーおーつー(CO2)

つばる(ツバル)

るーべんでんち(ルーベン電池)

ちきゅうおんだんか(地球温暖化)

かーぼん・おふせっと(カーボン・オフセット)

とらっきんぐ(トラッキング)

ぐーぐる(Google)

るのー(ルノー)

のうち(農地)

ちいきえねるぎー(地域エネルギー)

ぎがとんぎゃっぷ(ギガトンギャップ)

ぷれっじ(Pledge)

じーえいちじーぷろとこる(GHGプロトコル)

るてにうむ(ルテニウム)

むぎ(麦)

ぎりしゃ(ギリシャ)

しゃかいてきせきにんとうし(社会的責任投資)

しりか(シリカ)

かんきょうあせすめんと(環境アセスメント)

とらくたー(トラクター)

たいが(タイガ)

がそりんすたんど(ガソリンスタンド)

どーは(ドーハ)

はいしゅつけんとりひき(排出権取引)

きこうのかなりあ(気候のカナリア)

あぐりげーたー(アグリゲーター)

たてもの(たてもの)

のるうぇー(ノルウェー)

うぇあ(ウェア)

あっぷさいくる(アップサイクル)

るねさすえれくとろにくす(ルネサスエレクトロニクス)

すろーらいふ(スローライフ)

ふようど(腐葉土)

どっく(ドック)

くろいもり(黒い森)

りでゅーす(リデュース)

すなはま(砂浜)

まーす(MaaS)

すたーばっくすこーひー(スターバックスコーヒー)

ひーとあいらんど(ヒートアイランド)

どばい(ドバイ)

いちじえねるぎー(一次エネルギー)

ぎんこう(銀行)

うつくしいむら(美しい村)

らっぷらんど(ラップランド)

どじょうたんそ(土壌炭素)

そーらーぱねる(ソーラーパネル)

るふとはんざ(ルフトハンザ)

ざとうくじら(ザトウクジラ)

らんぷ(ランプ)

ぷらいむしじょう(プライム市場)

うーばー(ウーバー)

ばいおます(バイオマス)

すいそじどうしゃ(水素自動車)

しゃねつ(遮熱)

つばめ(つばめ)

めきしこ(メキシコ)

こっぷ26(COP26)

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カーボンニュートラル、脱炭素関連の用語を、日本一わかりやすく、しかもしりとりで、毎日紹介していきます。毎日だいたい11時に公開します。

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