りちうむいおんでんち(リチウムイオン電池):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第226語 | EnergyShift

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りちうむいおんでんち(リチウムイオン電池):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第226語

りちうむいおんでんち(リチウムイオン電池):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第226語

こんにちは。カーボンニュートラル関係の用語をわかりやすく、毎日紹介している連載です。お元気ですか。

しりとり、やっています。昨日は「送配電分離」の紹介でしたので、今日は「り」。

りちうむいおんでんち(リチウムイオン電池)

以前、鉱物としてのリチウムは紹介した事がありますが、リチウムイオン電池の紹介はまだしていませんでした。あらためて紹介しましょう。

リチウムイオン電池はご存知の通り、充電できる電池(バッテリー)です。二次電池ともいいます。使い切りは一次電池。

二次電池というのは、むかし、ニッケル水素充電池というものが使われていました。むかしといっても2000年ごろにはニッケル水素充電池はピークでしたので、けっこう最近までなのですが。

その後、もっと小さく、もっと容量の高い充電できる電池ができないか、いろいろなところで開発されていました。そのうちのひとつがリチウムイオン電池で、研究は1970年代からおこなわれていました。

その後、研究開発が進み、1991年にソニーが世界で初めてリチウムイオン電池の商品化にこぎ着けました。その後、さらに性能をあげるため、開発は続いています。

リチウムイオン電池の特徴は、エネルギー密度が高いことです。エネルギーの密度が高いという事は、小さくても、電気を多くためる事ができます。また、電圧も高く、寿命も長いのです。一方、発熱・発火という安全性の面ではまだ改良も必要で、そちらの開発も続いています。

リチウムイオン電池、恩恵が大きいのはなんといってもパソコン、モバイル機器、EV、つまり、持ち運ぶもの。小さく、軽く、そしてエネルギー密度が高いので、そうしたものに恩恵があります。定置型はある程度は重くてもなんとかなりますから。

あとは、コスト。まだまだ高い。安全や性能をあげるために開発をし、よりいいものができると、それだけコストが高くもなるので、十分に技術として「枯れ」るとコストも低くなるかもしれません。

リチウムイオン電池は、正極(+極)、負極(−極)、そして+と−をいったりきたりする、イオンがはいっている電解質で基本できています。このそれぞれの部位の素材(組成)を変えることで性能は変わります。まだまだ、研究は進んでいます。

リチウムイオン電池といえば、ノーベル賞を受賞された吉野彰さんが有名ですね。2019年のことです。吉野さんが研究を始めたのは1980年代はじめ。受賞まで40年近く。こうした研究は、当たり前ですが時間がかかります。

しりとりは続きます。明日は「ち」。よい一日をお過ごしください。

ひとつまえのしりとり(送配電分離)

 

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ぎんざけ(銀鮭)

けんちくぶつしょうえねほう(建築物省エネ法)

うし(牛)

しげんえねるぎーちょう(資源エネルギー庁)

うめたて(埋め立て)

てんねんがす(天然ガス)

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うぇーぶ(ウェーブ)

ぶるーすいそ(ブルー水素)

そうはいでんぶんり(送配電分離)

りちうむいおんでんち(リチウムイオン電池)

脱炭素関連用語しりとり
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