すかんじうむ(スカンジウム):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第238語 | EnergyShift

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すかんじうむ(スカンジウム):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第238語

すかんじうむ(スカンジウム):毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第238語

こんにちは。脱炭素にまつわる用語解説です。毎日連載しています。

しりとり、やっています。昨日は「ロールス・ロイス」でしたので、今日は「す」。

すかんじうむ(スカンジウム)

スカンジウム。あまり耳馴染みがありませんね。元素です。原子番号21番。レアメタルです。

1879年に、スウェーデンのラース・フレデリク・ニルソンという学者によって発見されました。スカンジウムとは、「スカンジナビア」という意味です。

レアメタルといっても、そこまで希少ではなく、コバルトと同じくらいは地球に存在していると考えられています。ただ、まばらに存在しているため、鉱石中にはごく微量しかありません。濃縮されて存在しているものはスカンジナビア半島やマダガスカル島で採掘されるガドリン石など、少なくなります。

用途としては、他の金属化合物にごく少量まぜて性能をアップさせることがほとんどです。アルミニウムに添加すると強度がまします。しかし、チタンの方がよく使われており、スカンジウムの使いみちはあまり多くはありませんでした。レアメタルですし。

ではこのスカンジウム、脱炭素とどう関わりがあるかというと、バッテリーです。固体酸化物形燃料電池(SOFC)にスカンジウムをつかうのです。

この固体酸化物形燃料電池は、セラミックスで構成されている燃料電池です。600℃から1,000℃と、高い発電温度が特徴です。高温ですが発電効率がよく、高温の廃熱利用も期待できます。また、水素だけでなく、メタンや一酸化炭素も燃料として使えたり、部品点数の少なさからコンパクト化、低コスト化も期待されています。

この固体酸化物形燃料電池の電解質材料に、スカンジウムを添加すると、性能がぐっとあがったということです。しかも、中温動作である400℃で200時間使うことができるため、耐熱材料なども不要になり、低コストに貢献できるといいます。

よく知らなかった元素も、脱炭素に貢献できるものがあるんですね。研究に期待です。

しりとりは続きます。明日は「む」。ではでは。よい一日をお過ごしください。

ひとつまえのしりとり(ロールス・ロイス)

 

これまでのしりとり

しりとり

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のるうぇー(ノルウェー)

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るねさすえれくとろにくす(ルネサスエレクトロニクス)

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くらいめーと・とらんじしょん・ふぁいなんす(クライメート・トランジション・ファイナンス)

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としけいかく(都市計画)

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どろーんぎじゅつ(ドローン技術)

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どらいあいす(ドライアイス)

すてぃーる・ぜろ(Steel Zero)

ろーど・ぷらいしんぐ(ロード・プライシング)

ぐりーんこんしゅーまー(グリーンコンシューマー)

まんぐろーぶ(マングローブ)

ぶらいあん・めい(ブライアン・メイ)

いべるどろーら(イベルドローラ)

らむさーるじょうやく(ラムサール条約)

くりーんかいはつめかにずむ(クリーン開発メカニズム)

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とうしょう(東証)

うき・かんき(雨季・乾季)

きんゆういにしあてぃぶ(金融イニシアティブ)

ぶらっくあうと(ブラックアウト)

とうごうほうこくしょ(統合報告書)

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くれいまんと(クレイマント)

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うっどまいれーじ(ウッドマイレージ)

じぞくかのうなかいはつのためのせかいけいざいじんかいぎ(持続可能な開発のための世界経済人会議)

ぎんざけ(銀鮭)

けんちくぶつしょうえねほう(建築物省エネ法)

うし(牛)

しげんえねるぎーちょう(資源エネルギー庁)

うめたて(埋め立て)

てんねんがす(天然ガス)

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うぇーぶ(ウェーブ)

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そうはいでんぶんり(送配電分離)

りちうむいおんでんち(リチウムイオン電池)

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うるずら・ふぉん・であ・らいえんいいんちょう(ウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長)

うぇすてぃんぐはうす(ウェスティングハウス)

すーぱーぐりっど(スーパーグリッド)

どぼく(土木)

くらうどさーば(クラウドサーバ)

ばどわいざー(バドワイザー)

ざっかーばーぐ(ザッカーバーグ)

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どうじどうりょう(同時同量)

うすいぐりーんらべる(薄いグリーンラベル)

るーゔる・みゅーじあむ(ルーヴル・ミュージアム)

むせんじゅうでんぎじゅつ(無線充電技術)

つき(月)

きりまんじゃろ(キリマンジャロ)

ろーるす・ろいす(ロールス・ロイス)

すかんじうむ(スカンジウム)

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